論争:

信田さよ子「記憶をどうとらえるか」『論座』、2003年12月号、pp.198-205
八幡洋「信田さよ子氏『記憶をどうとらえるか』に反論する」、2004年2月号、pp.236-243

  • 新しい知見がなにも得られない。どちらに立つかといえば信田の方だが、彼女がまっとうな「批判」によって、もともと困っていたであろう相手をさらに追いつめてしまったの感があるのは否めない。もっともな批判が必ずしも優れていることにはならないこうした事実が「政治」と呼ばれるのならば、信田は政治的に勝ってはいないだろう。