2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

浜本隆志・高橋憲『現代ドイツを知るための55章:変わるドイツ・変わらぬドイツ』、明石書店、2002年 読了。軽い本。知っていることも多いが、大学生の専攻人気ランキング[p.194]など、おもしろく読めた。

カール・マンハイム『保守主義的思考』、森博訳、ちくま学芸文庫、1997年 『歴史主義・保守主義』(恒星社厚生閣、1969年)から「保守主義的思考」のみ収録。 Karl Mannheim, "Das konservative Denken : Soziologische Beiträge zum Werden des politisch-h…

澤井敦『カール・マンハイム:時代を診断する亡命者』、シリーズ世界の社会学・日本の社会学、東信堂、2004年 読了。マンハイムがラジオで行った連続講義「倫理学」について[pp.122-26]や受容史が勉強になった&おもしろかった。参考文献も助かる。

カール・マンハイム『歴史主義』、徳永恂訳、社会科学ゼミナール49、未来社、1970年 K. Mannheim, "Historismus", in : Archiv für Sozialwissenschaft und Sozialpolitik, Bd. 52, Heft 1, 1924. 読了。

秋元律郎『マンハイム 亡命知識人の思想』、ミネルヴァ書房、1993年 読了。やや読みにくかった。

丸山眞男『丸山眞男集 第五巻 1950-1953』、岩波書店、1995年 目次: 1950年 ラスキ「現代の革命」 「三たび平和について」第一章・第二章 恐怖の時代 支配と服従 1951年 日本におけるナショナリズム 病床からの感想 自分勝手な類推 戦後日本のナショナリズ…

丸山眞男『丸山眞男 戦中備忘録』、日本図書センター、1997年 ぱらぱらする。図書館になかったので古本屋で立ち読みのみ。解説は石田雄。

K・マンハイム『イデオロギーとユートピア』、高橋徹・徳永恂訳、中公クラシックス、中央公論新社、2006年 Karl Mannheim, Ideologie und Utopie, Schulte-Bulmke Verlag, Frankfurt am Main, 1929, 1952, 3 Auflage. さくさくと読了。

中村元「アレントの初期:アレントの生涯と著作(一)」 http://polylogos.org/arendt26.html アレントの『イデオロギーとユートピア』評が紹介されている。

丸山眞男『丸山眞男集 第九巻 1961−1968』、岩波書店、1996年 目次: 1961年 右翼テロを増長させるもの 「人間と政治」はしがき 現代における人間と政治 思想史の考え方について:類型・範囲・対象 近代日本における思想史的方法の形成 「日本の思想」あとが…

丸山眞男『丸山眞男集 第十一巻 一九七九―一九八一』、岩波書店、1996年 目次: 凡例 1979年 映画とわたくし 荻生徂徠の贈位問題 がんばれ、家永君 森有正氏の思い出 ご遺影を前にして 明石博隆君のこと 日本思想史における「古層」の問題 1980年 闇斎学と闇…

丸山眞男『自己内対話:3冊のノートから』、みすず書房、1998年 読了。

松沢弘陽・植手通有編『丸山眞男回顧談』、下、岩波書店、2006年 読了。おもしろかった&勉強になった。

松沢弘陽・植手通有編『丸山眞男回顧談』、上、岩波書店、2006年 読了。

丸山眞男『丸山眞男集 第十巻 1972-1978』、岩波書店、1996年 目次: 1972年 歴史意識の「古層」 「歴史思想集」あとがき 1973年 「太平策」考 南原繁著作集第四巻 解説 1974年 きれぎれの思い出 南原先生の「趣味」 古田さんのこと 1975年 断想 南原先生を…

丸山眞男『忠誠と反逆』、ちくま学芸文庫、筑摩書房、1998年(原著1992年) 〔〕内は初出年。 忠誠と反逆〔1960〕 幕末における視座の変革:佐久間象山の場合〔1965〕 開国〔1959〕 近代日本思想史における国家理性の問題〔1949〕 日本思想史における問答体…

石田雄『丸山眞男との対話』、みすず書房、2005年 読了。穏当な論集。「古層」論文の丸山に対する批判も含めて(pp.171-5)、違和感を覚える議論はほとんどない。丸山の書いたものを読んでいればわかることも多いが、『正統と異端』未完の経緯やその意味につ…

鎌田哲哉「丸山真男論」 in : 『群像』, 1998年6月号, 講談社, pp.92-118 読了。これまた難しいというか論旨を追いにくかった。吉本に比べれば相対的にわかりやすかったし好感も持てたが、いろんなところで言及・賞賛されているのはやはり(?)理解に苦しむ。

吉本隆明『柳田国男論・丸山真男論』、ちくま学芸文庫、筑摩書房、2001年 「丸山論」のみ読了。独特の文体で、ところどころわかりそうな箇所はあるが、基本的にはよく理解できなかった。この論考がしばしば他の論者に引かれる理由を考えさせられた。

丸山眞男『丸山眞男 講義録[第四冊]日本政治思想史 1964』、東京大学出版会、1998年 http://www.utp.or.jp/bd/4-13-034204-5.html 読了。おもしろかった&勉強になった。ときおり(頻繁に?)、話が現代に飛んで可笑しい。

加藤周一・木下順二・丸山真男・武田清子編『日本文化のかくれた形』、同時代ライブラリー84、岩波書店、1991年 岩波現代文庫版:http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6001280/top.html 読了。

丸山眞男『丸山眞男講義録[第二冊] 日本政治思想史1949』、東京大学出版会、1999年 http://www.utp.or.jp/bd/4-13-034202-9.html 読了。

デザイン変えた。引用は:B・グラシアン『賢者の教え』、経済界、1993年、p.105 より。

『現代思想』,特集:丸山眞男, vol.22-1, 青土社, 1994. 特集目次: 丸山眞男「政事[まつりごと]の構造:政治意識の執拗低音」 子安宣那「『近代』主義の錯誤と陥穽」 中野敏男「近代日本の躓きの石としての『啓蒙』:丸山眞男の福沢論における自己背反を顧…

梅本克己・佐藤昇・丸山眞男『丸山眞男対話集2 現代日本の革新思想(上)』、岩波書店、岩波現代文庫(社会56)、2002年(原著は1966年出版) 梅本克己・佐藤昇・丸山眞男『丸山眞男対話集3 現代日本の革新思想(下)』、岩波書店、岩波現代文庫(社会57)、…

斎藤純一「丸山眞男における多元化のエートス」 石田雄「日本政治思想史学における丸山眞男の位置:「緊張」という視角を中心として」 in : 『思想』, 丸山眞男・再読1, 1998年1月, No. 883, 岩波書店. 孫歌「丸山眞男におけるフィクションの視座」 川崎修「…

間宮陽介『丸山眞男:日本近代における公と私』ちくま学芸文庫、筑摩書房、2007年(原著1999年) 読了。丸山批判に対する反批判としてはすっきり読めたが、それ以外の論点になると、やや物足りなく感じた。たとえば、アレント、コリングウッド、パースを引き…