2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

近世における虐待: エラスムス[1529]『子供たちに良習と文学とを惜しみなく教えることを出生から直ちに行なう、ということについての主張』、in 中城進訳『エラスムス教育論』、二瓶社、1994年 かつて、ローマの騎士階層のアウクソンがその息子に自制する…

虐待本二冊: 上野加代子・野村知二[2003]『〈児童虐待〉の構築』、世界思想社 予防対策が促進する新しい監視、つまりリスクにもとづくシステマティクな予防という監視は、パノプティコン(一望監視システム)の要件であった視るものと視られるものと、看…

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デュルケム[1938→1981]『フランス教育思想史』、行路社 〔17世紀、ジェスイットの学校で〕教科となった語学や文芸はどんなものであったであろうか。それは全くギリシャおよびローマのものだけであった。フランス語といえば‥‥17世紀にはフランス語自身も文…

斎藤美奈子[2002]『戦下のレシピ:太平洋戦争下の食を知る』、岩波アクティブ新書 節米が必要になった二番目の理由、それは当時の日本人が驚くほどの量の米を食べていたことだ。 日本の歴史のなかで米の消費量がもっとも多かったのは、1921-25(大正10-14…

『データでわかる辛口性格診断』 http://www.jmrlsi.co.jp/cgi-bin/ego/diagform.pl あなたはマイホームパパタイプです。 ‥‥あなたは、自分の身近な人々の幸せを最も大切にする人です。健康で明るく自己主張ができるあなたは、周囲への面倒見もよく、自分の…

書き忘れていたけれど、某知人の便利なサイト『名前はまだ無い』 http://www.geocities.jp/ryoryo_is/index.htmlでした。

古本屋でお買い物: デュルケム[1938→1981]『フランス教育思想史』、行路社 アドリエンヌ・リッチ[1979→1989]『嘘、秘密、沈黙。』、晶文社 斎藤美奈子[2000→2003]『モダンガール論』、文春文庫しめて¥2850なり。すばらしい。

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某諸事情にて障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会(第一回)議事録、2003年5月26日 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/05/txt/s0526-1.txtを熟読。ほかのも「厚生労働省関係審議会議事録等」 http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#syakai…

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横田弘編著[2004]『否定されるいのちからの問い』、現代書館 ‥‥ちょっと違うかもわかんないけど、今の養護学校を卒業した仲間にはね、学友がいないんですよ。どういうわけか僕よくわかんないんだけど。健全者だったらば小学校のときの仲間と何十年も付き合…

ようやく、帰宅。旅行中に スティーヴン・ミズン『心の先史時代』、青土社 弥永信美『幻想の東洋』、青土社を教えてもらった(=知らなかった)のでとりあえずメモ。後者は参照してる文献がすごい。

武井麻子・鈴木純一[1998]『レトリートとしての精神病院』、ゆみる出版 ‥‥その患者がグループの中で「看護婦さんがいつも私の言うことを聞いてくれない」「何にもしてくれない」と、いつものように文句を言い始めたのです。‥‥それじゃちょっとやってみよう…

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ジュディ・チェンバレン[1977→1996]『精神病者自らの手で』、解放出版社 本書は、精神医療とそれに代わるオルタナティヴについて患者の立場から記したものです。長い間、精神病の患者は、顔のない、声のない人間にすぎませんでした。私たちは、時には人間…

小玉香津子[1999]『ナイチンゲール(人と思想155)』、清水書院 「病院の第一の必要条件は、病人に害を与えないことである」(ナイチンゲール『病院覚え書き』)(p.215) おびただしい数の設計図面と統計数字が並んでいたが、『病院覚え書き』も広く読ま…

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障害者生活支援システム研究会編[2003]『SOS支援費制度(シリーズ障害者の自立と地域生活支援2)』、かもがわ出版 同編[2003]『希望のもてる「脱施設化」とは(シリーズ障害者の自立と地域生活支援3)』、かもがわ出版

論争:信田さよ子「記憶をどうとらえるか」『論座』、2003年12月号、pp.198-205 八幡洋「信田さよ子氏『記憶をどうとらえるか』に反論する」、2004年2月号、pp.236-243 新しい知見がなにも得られない。どちらに立つかといえば信田の方だが、彼女がまっとうな…