2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

G・H・ミード『精神、自我、社会』(デューイ=ミード著作集6)、河村望訳、人間の科学社、1995年 George H. Mead, edited and introduction by Charles W. Morris, Mind Self and Society from the Standpoint of a Social Behaviorist, 1934, Chicago: The …

自己は他者(の態度の取得)なしではありえない: ‥‥It is this recognition of the individual as a self in the process of using his self-consciousness which gives him the attitude of self-assertion or the attitude of devotion to the community.…

熊野純彦『メルロ=ポンティ:哲学者は詩人でありうるか?』、シリーズ・哲学のエッセンス、NHK出版、2005年 読了。うなる。というか考えさせられた。読むのに独特のリズム、呼吸を要求する文体で、ポンティのことばが以前読んだはずのそれとはちがったふうに…

林達雄『エイズとの闘い:世界を変えた人々の声』、岩波書店、岩波ブックレットNo.654、2005年 via.立岩真也『エイズとの闘い──世界を変えた人々の声』、医療と社会ブックガイド・53、in : 『看護教育』46-0(2005-10): http://www.arsvi.com/0w/ts02/2005009…

酒井潔『自我の哲学史』、講談社、講談社現代新書1792、2005年 読了。日本の自我論やあまり親しみのない哲学者についてはよくわからないが、全般的によくまとまっている印象。デカルトやカントの解説など、かなり的確でスマートでは。ライプニッツを読みたく…

ハーバート・ブルーマー『シンボリック相互作用論:パースペクティヴと方法』、後藤将之訳、勁草書房、1991年 Herbert Blumer, Symbolic Interactionism: Perspective and Method, Prentice-Hall, 1969. ぱらぱらする。軽い本。

M・ナタンソン『G・H・ミードの動的社会理論』、長田攻一・川越次郎訳、新泉社、1983年 Maurice Natanson, The Social Dynamics of George H. Mead, Public Affairs Press, 1956. ぱらぱらする。いまいちわからないところがいくつか。(これに比べてハーバー…

ユルゲン・ハーバーマス『コミュニケイション的行為の理論』(中)、藤沢賢一郎ほか訳、未来社、1986年 Jugen Habermas, Theories des kommunikativen Handelns, Suhrkamp Verlag, Frankfurt/Main, 1981 第五章「ミードとデュルケムにおけるパラダイムの転換…

加藤秀治朗『日本の選挙:何を変えれば政治が変わるのか』、中公新書、2003年 夜中に流し読み。最近きちんとした本を読めていなくて少しかなしい。 わが国では「政党しか選べないよりも、候補者も選べる方がよい」という意見がよく聞かれる。新聞の投書欄な…

三島亜紀子『児童虐待と動物虐待』、青弓社、2005年 via.立岩真也、『児童虐待と動物虐待』、医療と社会ブックガイド・52 in: 『看護教育』46-08(2005-08): http://www.arsvi.com/0w/ts02/2005008.htm さくさくと読了。あとがきがすごい。でも議論はどこか煮…

http://www.valdes.titech.ac.jp/sympo/july05_3.htm 行ってきた。語り&写真がおもしろかった。 佐藤俊樹『桜が創った「日本」:ソメイヨシノ 起源への旅』、岩波新書、2005年 ということで再読。あいかわらず(?)すごい。まぎらわしい言い方かもしれない…

船津衛編『G・H・ミードの世界:ミード研究の最前線』、恒星社厚生閣、1997年 再読&ぱらぱらする。

塚本一郎・古川俊一・雨宮孝子『NPOと新しい社会デザイン』、同文舘出版、2004年 読了。勉強になった。

市野川容孝・小森陽一・守中高明・米谷匡史『変成する思考:グローバル・ファシズムに抗して』、岩波書店、2005年 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/1/0270140.html 衝動買い。市野川センセー目当てで。流し読み。ベンヤミンの『暴力批判論』を――シュミッ…

貴戸理恵「「学校」の問い直しから「社会」とのかかわりの再考へ:不登校の「その後」をどう語るか」 in 『こころの科学』、no.123、2005 めずらしく夜中に起きたので(?)、読む。『不登校は終わらない』の問題意識を引き継ぐものでありながら、そこで論証…

レスター・M・サラモン『NPO最前線:岐路に立つアメリカ市民社会』、山内直人訳、岩波書店、1999年 Lester M. Salamon, Holding the Center : America's Nonprofit Sector at a Crossroads, The Nathan Cummings Foundation, 1997. 思うところあって(?)再…