2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

武井麻子[2001]『感情と看護』、医学書院

パム・スミス[1992→2000]『感情労働としての看護』、ゆみる出版 非公式な学習: ‥‥自分たちが患者に対して持っていると感じている“権威”について学生が言及したことから、この二つの労働者集団(看護婦と客室乗務員)の違いが、明らかになりました。イギリ…

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障害者生活支援システム研究会編[2003]『ノーマライゼーションと日本の「脱施設」(シリーズ障害者の自立と地域生活支援1)』、かもがわ出版 親ネタ: 〔障害者生活支援システム研究会自身が行った〕二つの調査結果を通して、とりわけ注目しておきたいのは…

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門田光司・柳沢亨・平澤紀子[2003]『知的障害・自閉症の方へのケアマネジメント入門』、中央法規 挑戦すべき行動(challenging behavior): ‥‥近年、自閉症を含む発達障害のある方のさまざまな行動問題に対して、「挑戦すべき行動(challenging behavior…

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大島巌ほか編著[2001]『精神障害者のホームヘルプサービス:そのニーズと展望』、中央法規 偏見(とその啓発)の一事例: 〔精神障害者は〕「好きなことしかやろうとしない」という批判は、本来能力があるのに「やらない」という生き方を選択しているとい…

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浦河べてるの家[2002]『べてるの家の「非」援助論』、医学書院 ‥‥べてるでは「偏見をなくそう」ではなくて、次のように町の人たちに言いつづけてきた。 「偏見? ああ、あたりまえです。差別? みんなそうなんですよ。誤解? 誤解もよくあることです。病気…

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メアリー・オーヘイガン[1991→1999]『精神医療ユーザーのめざすもの』、解放出版社 わたしは瀬戸物を病棟の壁にたたき付けて壊しました。なぜなら、キチガイというのはそうするものだと思ったからです。それは怒りの反応として彼らの期待にこたえたようで…

読了

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遠藤雅之&田辺等[1994]『心病む人への理解:家族のための分裂病講座』、星和書店親ネタ: 親(家族)の基本的なあり方としては、親自身が自分たちの人生をしっかりと生きる決心をすることです。そしてなによりも、親は親の人生を楽しむことをおすすめしま…

読了:

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ジェームズ・I・チャールトン[1998→2003]『私たちぬきで私たちのことは何も決めるな』、明石書店ゴフマンネタ: 障害をもつ人たちの中の違いについての考え方は、障害に関する主要な研究でも大抵いつも見落とされている。アーヴィング・ゴフマンの大きな影…

読了

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佐藤幹夫[2003]『ハンディキャップ論』、洋泉社新書y ‥‥やがてここにもうひとつの事情が加わる。それは、少なくない子どもたちが、十代の前半、あるいは半ばにしてその短い生涯を終えていくという事実を知らされることである(わたしがこれまで受け持った…

読了

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アメリカ精神遅滞学会(AAMR)編[1992→1999]『精神遅滞[第9版]』、学苑社そこから「サポート」について: 本章では、サポートを次のように定義する。 障害の有無にかかわらず、一人ひとりの興味と動機を促す資源と方略。それは、統合された労働と生活の…

お買い上げ

立岩真也[2004]『自由の平等:簡単で別な姿の世界』 ジェームズ・I・チャールトン[1998→2003]『私たちぬきで私たちのことは何も決めるな:障害をもつ人に対する抑圧とエンパワメント』、明石書店

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読了: ダイアン・ドリージャー[1989→2000]『国際的障害者運動の誕生』、エンパワメント研究所 14歳の時にポリオにかかったんです。医者が両親を部屋の外へ連れていった時に、おふくろは『先生、息子は助かるでしょうか』ってきいたんです。すると、医者は…

某ミーティングで某氏いわく: 精神障害者は危険だ、と多くの人が思っているのだから、行政はそれにたいしてなんらかの対応をせねばならない。それがたとえ「予防拘禁法」であったとしても仕方がないのではないか。ほかに代案がないのだから。(大意) 以下…

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「親」ネタ。 毎日新聞社会部取材班[1998]『福祉を食う:虐待される障害者たち』、毎日新聞社より: あまり知られていないが、親や兄弟が知的障害者を食い物にしているケースは多い。障害基礎年金や預金を遊興費などに使われる被害は後を絶たない。外部か…

お買い物

ジョアン・キウーラ[2000→2003]『仕事の裏切り』、翔泳社と カール・シュミット[1932→1970]『政治的なものの概念』、未来社

某知人*1の某原稿を読み、(いろんな意味で)悩みまくる。困った。ので(?)リンク。 *1:『批評的世界』http://www5c.biglobe.ne.jp/~sugita/index.htm

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以前述べた「障害の受容」といわれるようなテーマに関連して 野辺明子・加部一彦・横尾京子編『障害をもつ子を産むということ』、中央法規、1999年をとりあえず読了。冒頭に 障害をもつ子どもが生まれるということは何も特別な問題ではなく、誰にも、どんな…

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息抜き: 平田厚[2002]『増補 知的障害者の自己決定権』,エンパワメント研究所そこから、扶養義務について; 家族が公序としてどのような義務を負うことになるのかについては、扶養義務がある[注5]。扶養義務とは、民法第877条において、 〔1〕「直系血…

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『論理学研究2』(第二巻の三分の一)読了。 実的 reell 「実的」(reell)は real とは全く別種の概念で、「志向的」に対立する意味で用いられている。そして実的内実〔内容〕とは感覚与件のことである。現象学的研究にとっては 〔1〕感覚という意味での内…

息抜き: 河口和也[2003]『クイア・スタディーズ』,岩波書店 アイデンティティがさらにコード化されたものとなれば、それは「ライフスタイル」を形成するものとみなされる。そもそも「ライフスタイル」という概念は、アイデンティティをもつ人びとが購買…

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不断の辛苦: 研究成果と称されるべきものの真の諸前提となりうるのは当然次のような命題でなければならない。すなわち、それらの命題が言表する事柄は、“十全的現象学的に正当化され”ねばならない、つまり極めて厳密な意味での[訳注]明証によって充実されね…

とりあえずリンク: ココロ系 日本発達心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsdp/日本基礎心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/psychono/日本社会心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssp/index.html ココロ-臨床系 日本臨床心理士資格認定協会 http://www4.ocn.n…

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『論研』第二巻について、1925年の回顧: 「第二巻の各研究における主眼点は、われわれが思考する際にわれわれの内部で行われる論理的“体験”へ直観を反転することであった。われわれが自然的-根元的態度で思考活動を遂行している場合には、われわれはそのよ…

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『論理学研究』第一巻を読む。1918年には以下のような回顧; 私は‥‥『イデーエン』に先立つずっと前に、決定的な諸洞察に迫っていたのです。『プロレゴーメナ』の立場を私はずっと前に正しくないものと、ないしはただ本質真理に対してのみ正しいものと認め[…

某知人の某論文(読みづらい)をようやく読む; 〈「居場所」関係者〉の議論には、〈親〉が「学校信仰」を見直すことを決定的に重視したり、家庭を「居場所」とすることが必要とされるなど、ふたたび「家族」や「家庭」を解決策として提示することの危険性が…

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ザハヴィを横目で見つつ、フッサール『論理学研究』(なぜ?)をぱらぱらめくる。p.70 エポケー 「素朴な形而上学的態度を突如遮断することに対する術語であり、したがって、哲学の入り口に喩えられる(Hua 6/260)」 還元 「対照的に、還元は主観性と世界の…