2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハーバーマス『理論と実践:社会哲学論集』(1963) 読み終わらない。 「古典的政治学」(1961年の講演) トマスは、一面においては、まだ全くアリストテレス以来の伝統のなかにとどまっている。彼によれば、国家は人間たちの生存維持のために建てられたもの…

ユルゲン・ハーバーマス『理論と実践:社会哲学論集』、細谷貞雄訳、未来社、1975年(原著1963年、邦訳1969年二分冊の合本版)[bk1] 論文&講演集。 序言 一 古典的政治学:その社会科学との関係 二 自然法と革命 三 フランス革命にたいするヘーゲルの批判 …

ヘルベルト・マルクーゼ『ユートピアの終焉:過剰、抑圧、暴力』、清水多吉訳、合同出版、1968年(原著1967年) 図書館もの。講演集。残念ながら、こちらもいまいちわからない箇所がいくつか(というか、いくつも)。 ユートピアの終焉 学生反乱の目標、形態…

R・P・ウォルフ+B・ムーア・Jr+H・マルクーゼ『純粋寛容批判』、大沢真一郎訳、せりか書房、1969年(原著1965年) 図書館もの。フランクフルターブーム、というか。でも――マルクーゼのものは――意外に(?)わかりづらいような。 皮肉な質問をしよう――誰が教育…

ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換(第二版):市民社会の一カテゴリーについての探求』、細谷貞雄・山田正行訳、未来社、1994年(原著1962年、二版1990年の訳) 読了。 「今日の政治的公共性の二つのパブリシティの抗争状態」: 社会福祉国家の政治…

三井さよ『ケアの社会学:臨床現場との対話』、勁草書房、2004年[bk1] 出版社(目次あり): http://www.populus.est.co.jp/asp/booksearch/detail.asp?isbn=ISBN4-326-65296-9 丁寧に議論を組み立てているせいか、それともその規範的な要求のせいか、読みづ…

ユルゲン・ハーバーマス『公共性の構造転換(第二版):市民社会の一カテゴリーについての探求』、細谷貞雄・山田正行訳、未来社、1994年(原著1962年、二版1990年の訳)[bk1]ISBN:4624011236 お買いもの。「世論の誕生」とかいうタイトルにすればもっと売れ…

知人ネタ

Petition Spot→Release Italian & Iraqi Aid Workers Kidnapped in Iraq & End Occupation of Iraq: http://www.petitionspot.com/petitions/freeourfriends 説明・紹介などはこことか: http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644?YEAR=2004&MONTH=9&DAY=…

ニクラス・ルーマン『社会の教育システム』、村上淳一訳、東京大学出版会、2004年(原著2002年)[bk1] 出版社(目次あり): http://www.utp.or.jp/shelf/200409/010098.html お買いもの。良書。たぶん5割くらい(?)しかわかってないけど、するどい知見が…

ジェレミー・シーブルック『階級社会:グローバリズムと不平等』、渡辺雅男訳、青土社、2004年[bk1] 原著:Jeremy Seabrook,The No-Nonsense guide to Class,Caste & Hierarchies,New Internationalist Publications and Verso,London,2002 出版社:htt…

玄田有史・曲沼美恵『ニート:フリーターでもなく失業者でもなく』、幻冬舎、2004年ISBN:4344006380 再読。なんというか――ネットで検索すると――いろんな言われ方をしててタイヘンな感じ。たとえばアマゾンのレビュー: 14歳へのインタビューに感動したなん…

矢代梓『啓蒙のイロニー:ハーバーマスをめぐる論争史』、未来社、1997年[bk1] 八雲出氏による書評: http://www.logico-philosophicus.net/gpmap/books/YashiroAzusa001.htm 図書館もの。上の書評でも言われているが、参考文献がもっとほしくなる本。著者の…

またもイベント: http://okinawa.mo-blog.jp/heiwa/2004/09/post.html というか、きみたち――「質疑応答」の時間に――「感想」とか「要望」はほどほどにしたらどうだ、とは思った。それこそ、アンケート用紙に書けばよいんじゃないか、と。(一般化はしたくな…

『現代思想』2001年11月号(特集:ポストモダンとは何だったのか――80年代論)、青土社 出版社: http://www.seidosha.co.jp/siso/200111/ 図書館もの。「ポモ」とか言ってたら教えてもらう。リオタールについての言及はほとんどなし*1。 渋谷望「ポストモダ…

マーク・ポスター『情報様式論』、室井尚・吉岡洋訳、岩波書店(岩波現代文庫 社会47)、2001年(原著1990年)[bk1] 出版社: http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/60/9/6030470.html 図書館もの。軽い本。リオタールについて学べることは少ない。てゆうか「ネ…

ジャン=フランソワ・リオタールハイデガーと「ユダヤ人」』、藤原書店、本間邦雄訳、1992年(原著1988年)[bk1] わかりづらい本だったけれど、目次はほとんど「一行解説」というか、そうしたわかりづらさを忘れさせ、リオタールの主張(だけ)を想起させてく…

ジャン=フランソワ・リオタール『遍歴:法、形式、出来事』、小野康男訳、法政大学出版局、1990年(原著1988年) 講演集。カントを読みたくなる。 凡例 謝辞 第一章 雲 第二章 タッチ 第三章 隔たり 補遺 マルクス主義の回想 原注 訳注 訳者あとがき 文献一覧

リオタール[1983=89]『文の抗争』 読み終わらない。 三七 法廷ともう一方の当事者が共有している言語のなかでは損害が表現されないところから不当な被害〔Tort〕が生じ、そのことから抗争〔différend〕が引き起こされるとするあなたの仮定を認めよう。しか…

リオタール&ルーマンで検索していたら、以下のようなものを見つける: via:http://www.essex.ac.uk/sociology/course_materials/web_links/theorists.shtm Niklas Luhmann:Speaking And Silence http://www.libfl.ru/Luhmann/Luhmann1.html Niklas Luhman…

ジャン=フランソワ・リオタール『文の抗争』、睦井四郎ほか訳、法政大学出版局、1989年(原著1983年) 長いので目次は省略。

リオタールと『ポスト・モダンの条件』について: ‥‥かれ〔リオタール〕は、「ポスト・モダンの時代に入るにあたっての、高度に発達した社会における知の条件」にかんするすぐれた研究報告[『ポスト・モダンの条件』‥‥]を公けにしている。この本は、たいて…

マンフレート・フランク『ハーバーマスとリオタール』、三元社、1990年(原著1988年) 原著:Manfred Frank,Die Grenzen der Verstaendigung:ein Geistesgespräch zwischen Lyotard und Habermas,Suhrkamp NF481,1988.ISBN:3518114816 出版社(目次あり…

さらに後日談(2006年1月18日追記)。安部氏のホームページでは、この二年間が空白になっている。 http://newleader.s-abe.or.jp/modules/auth/index.php/index.html

ベンジャミン・フルフォード『泥棒国家の完成』、光文社(ペーパーバック032)、2004年 古本で半額。 2004年1月末、突然騒がれ出したことに、議員の学歴詐称疑惑というのがあった。この報道に関しても、大手メディアは、権力側に弱いという欺瞞性(インチキ…

ジャン=フランソワ・リオタール『こどもたちに語るポストモダン』、ちくま学芸文庫、1998年(原著1986年、邦訳1986年の文庫版) 目次: はじめに 1 「ポストモダンとは何か?」という問いに対する答え 2 物語の欄外に記された言葉 3 世界史[普遍的物語]に…

ジャン=フランソワ・リオタール『知識人の終焉』、原田佳彦・清水正訳、法政大学出版局、1988年(原著1984年) 図書館もの。エッセイ集。 目次: Ⅰ 知識人の終焉 Ⅱ 争異 Ⅲ 非-文化政策のために Ⅳ 新しいテクノロジー Ⅴ ヴィトゲンシュタイン、〈以後〉 Ⅵ 知…

英訳("The Post Modern Condition”)(五章まで): http://www.marxists.org/reference/subject/philosophy/works/fr/lyotard.htm

ジャン=フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件:知・社会・言語ゲーム』、小林康夫訳、水声社、1986年(原著1979年) お買いもの。 目次: 序 第一章 領野:情報化社会における知 第二章 問題:正当化 第三章 方法:言語ゲーム 第四章 社会的関係:…