2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

たとえば、著者のいう「選択の物語」の「限界」は以下のふたつ*1。 一方で、「選択」の物語がさまざまな限界を抱えていることも事実である。 まず、運動の論理としての有効性にかげりが見え始めている。 ‥〔略〕‥ さらに、〈当事者〉に対して構造的劣位を主…

貴戸本再考 http://d.hatena.ne.jp/palaga/comment?date=20050224#c Kさん: 居場所関係者がもっとも苦しい子どもに対して「救う必要性に迫られて」使う「選択」という“表現”に関して不明瞭な批判(効果があることを認め違和感があると主張するのみであると…

なんと。以前、わたしも言及した(参照)アマゾンの書評を書いた方が id:palaga さんという方のコメント欄に↓。評者の言わんとしていたことがよくわかる。 2005-02-24 (Thu)■ [心理学の行方] 研究のための研究は悪いものか http://d.hatena.ne.jp/palaga/200…

渡辺位『子どもたちは訴える:病める社会で病む子ども』、勁草書房、1983年

渡辺位編著『登校拒否:学校に行かないで生きる』、太郎次郎社、1983年 ようやく読了。

A・K・コーヘン『逸脱と統制』(現代社会学入門7)、宮沢洋子訳、至誠堂、1968年 Albert K. Cohen,Deviance and Control,Prentice-Hall,Inc.Englewood Cliffs,New Jersey,1966 編者の言葉 まえがき 第1章 逸脱、社会組織、および社会解体 第2章 研究の領域Ⅰ …

トマス・J・シェフ『狂気の烙印:精神病の社会学』、市川孝一・真田孝昭訳、誠信書房、1979年 Thomas J.Scheff,Being Mentally Ill:A Sociological Theory,Aldine Publishing Company,Chicago,1966 謝辞・まえがき Ⅰ 理論 第一章 どこに問題があるのか 第二…

笠原嘉『アパシー・シンドローム』、岩波現代文庫、2002年 原著1984年。文庫版では省かれた副題は「高学歴社会の青年心理」。 さくさくと。

笠原嘉『青年期:精神病理学から』、中公新書、1977年 ちょくちょくひまを見つけて読了。

門 眞一郎・高岡 健・滝川一廣『不登校を解く:三人の精神科医からの提案』、ミネルヴァ書房、1998年 読了。軽い本。

朝倉景樹『登校拒否のエスノグラフィー』、彩流社、1995年 読了。

大村英昭『新版 非行の社会学』、世界思想社、1989年(旧版1980年) おもしろかった。新版もでてる(参照)。

稲村博『若者・アパシーの時代:急増する無気力とその背景』、日本放送出版協会、1989年 1989年4月出版。登校拒否の一部はアパシー(無気力症)の一部だと位置づけられる。両者の「深い関係」が語られつつも、登校拒否が病気かどうかといった問題は論じられ…