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北野:統計でいくと、フリーターの7割弱が女性です。そのわりには我々も男をイメージして話しているような気がします。
小杉:そう思います。実際フリーターの話をしていても「女の子はいいんだけれど‥‥」と言う人は多いです。
玄田:どうせ女性は結婚すればいい、という意識があるということですね。‥‥(p.61)
ちなみにここでいわれている「統計」は:
- 総務省統計局『就業構造基本調査』:http://www.stat.go.jp/data/shugyou/
を、労働省政策調査部が分析したもの。以下で要約が読める:
- 『労働白書(平成12年版)』労働経済の分析の要約:高齢社会の下での若年と中高年のベストミックス:
- http://www2.mhlw.go.jp/info/hakusyo/000627/000627-0-0.htm
- 第二部・第二章・第一節「若年者の就業・失業と学卒労働市場の実態」
- http://www2.mhlw.go.jp/info/hakusyo/000627/000627-0-0.htm
(いわゆるフリーターについて)
近年いわゆるフリーターが増加しており、その数を推計すると1997年で151万人で82年に比べ3倍に増加している(第42図)。男女別では、男性61万人、女性90万人と女性の方が多く、年齢別には20歳台前半層をピークに、20歳台後半、30歳台になると減少するが、近年はその減少率が若干低下しており、滞留する傾向がみてとれる(第43図、第44表)。