ニース欧州理事会で承認された「貧困と社会的排除と戦う諸目的」(objectives in the fight against poverty and social exclusion)は、社会保護に関するハイレベル・ワーキングパーティ*2が起案し、10月の閣僚理事会で合意されていたもので、4つの柱からなっている。
 第1は「雇用への参加と万人の資源、権利、財及びサービスへのアクセスを容易にすること」である。‥‥
 第2は「社会的排除のリスクを予防すること」である。‥‥
 第3は「最も弱い立場の人を支援すること」である。‥‥
 第4は「あらゆる関係者を動員すること」である。‥‥(連載第一回「社会的排除との戦い:EUレベルの政策展開」)