■
- カール・マルクス『ユダヤ人問題によせて・ヘーゲル法哲学批判序説』、城塚登訳、岩波文庫、岩波書店、1974年
- Karl Marx, "Zur Judenfrage", 1844.
- "Zur Kritik der Hegelschen Rechtsphilosophie Einleitung", 1844
- "Ein Briefwechsel von 1843".
- 読了。1844年『独仏年誌』に掲載された二論考と1843年の往復書簡の訳。
- 人口の増加/所有の体系。
><
[p.120]
- 身分制/代表制とはなにか:政治的な意味での人間の支配/私的所有の支配の区別である;
><
[p.144]
><
[p.145]
頭は理論家であり、哲学者です。われわれは頭を実践の厳しいくびきに繋ぐのですが、頭はこのくびきだけは着けねばならず、人間としてこの世では活動的人間たちの肩に乗っていることを学ばねばなりません。これはただ生き方の相違であるにすぎません。何が理論で、何が実践か? どこにそれら両者の相違が存するのか? ただなお私の頭のなかに潜んでいるにすぎないものが理論的であり、多くの人びとの頭のなかに出没するものが実践的なのです。多くの人びとの頭を一つにするものは、塊をなし、拡がり、そのようにして世の中に自分の場所をつくります。新しい原理のために新しい機関がつくられるならば、それこそ忘れられてはならぬ一つの実践なのです。(フォイエルバッハからからルーゲへ ブルックベルク1843年6月)(p.137)