• 關尾史郎『西域文書からみた中国史』、世界史リブレット10、山川出版社、1998年 [bk1]
  • 読了。
  • 高昌国:

五世紀中期から七世紀中期まで、トゥルファンに自立した国。王統は交替を繰り返したが、本書では、もっぱら麹[きく]氏高昌国(501-640)をさす。王室の麹氏をはじめ支配者層の多くは漢人だった。(p.20)

  • 均田制:

 五世紀末、北魏で始められた土地制度。当初は女子・奴婢・耕牛にも田土が支給され、生産の向上がはかられたが、しだいに支給対象は男子に限定されるようになり、八世紀後半には田土の還受もおこなわれなくなった。(p.33)