• 阿部謹也『西洋中世の罪と罰:亡霊の社会史』、弘文堂、1989年
  • 読了。おもしろかった&勉強になった。この方の本は昔いくつか読んだが、どうもぴんとこなくて数冊でやめてしまった記憶がある(世間論とか)。それもあって敬遠していたが、思いがけずたのしめた。
  • はじめに
  • 1. 古ゲルマン社会の亡者たち
  • 2. 死者の国と死生観
  • 3. キリスト教の浸透と死者のイメージの変化
  • 4. 中世民衆文化研究の方法と『奇跡をめぐる対話』
  • 5. 罪の意識と国家権力の確立
  • 6. キリスト教の教義とゲルマン的俗信との拮抗:贖罪規定書にみる俗信の姿
  • 7. 生き続ける死者たち
  • あとがき