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- ジャック・ロジェ『大博物学者ビュフォン:18世紀フランスの変貌する自然観と科学・文化誌』、べカエール直美訳、工作舎、1992年(原著1989年)
- 出版社のサイト(目次、書評などあり):
- http://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN4-87502-196-8.html
- タイトルに似合わずというべきかタイトル通りというべきか、ビュフォンや自然史、自然学を中心にした十八世紀思想史になっている。叙述が簡潔、基本的(というか背景的)なことがおさえてある(それに新しい)、という意味ではこちらもおすすめ。これまた厚いし高いけれど、そうした本はきちんと目を通さないで放っておかれることが多いので、きちんと誉めておきたい今日このごろ。