2004-09-17 ■ memo 矢代梓『啓蒙のイロニー:ハーバーマスをめぐる論争史』、未来社、1997年[bk1] 八雲出氏による書評: http://www.logico-philosophicus.net/gpmap/books/YashiroAzusa001.htm 図書館もの。上の書評でも言われているが、参考文献がもっとほしくなる本。著者の叙述はさりげないというか断片的で、詳しく語ってくれればもっと勉強になりそう、というところがたくさんある。残念。 目次: Ⅰ ハーバーマスをめぐる論争史 はじめに――回想風に 第一章 廃墟のなかのベルリンⅠ 第二章 廃墟のなかのベルリンⅡ 第三章 『公共性の構造転換』刊行まで 第四章 実証主義論争と第十五回ドイツ社会学会 第五章 解釈学論争とその周辺 第六章 ハーバーマスとドイツの急進的学生運動 第七章 社会システム論争の背後にあったもの 第八章 「秋のドイツ」――ドイツ赤軍派のテロルとハーバーマス 第九章 ポスト・モダン論争とハーバーマス 第十章 歴史家論争の根底にあったもの 第十一章 ドイツ再統一をめぐる論戦 Ⅱ 戦後ドイツ思想クロニクル 「〈ハイデガーとナチズム〉論争」ほか 「あとがき」にかえて 索引