• リチャード・タック『トマス・ホッブズ』、田中浩・重森臣広訳、未来社、1995年(原著1989年)[bk1]
  • これも古本で買っておいて読んでなかったもの。ワトキンスの本(参照)に対する説得的な批判や評価、ホッブズ研究史の便利な解説、また、随所にあらわれるグロティウスへの言及、などが印象的。もともとは、(1)ヴィーコホッブズ、(2)中世政治/法思想とホッブズ、というようなことが知りたかったのだけれど、そういった話はほとんどでてこない。ホッブズの政治/法思想は主にグロティウスに関係づけられているし、ヴィーコに至っては名前さえでてこない。
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