• 山田昌弘希望格差社会:「負け組み」の絶望感が日本を引き裂く』、筑摩書房、2004年
  • 平凡な分析と、突飛な断言が笑いをさそう、不思議な本。後者については細かいことなのでなにも言わないにしても、前者のような分析*1では、現状を見誤り、むしろ格差が広まってしまうのではないか、とさえ思えてくるのが悩ましい。たとえば、この本が社会学として評価されるなら、わたしは(社会学にたいする)「希望」をなくすかもしれない、など。

*1:また、それに基づく提言[p.246]など