• なんと。以前、わたしも言及した(参照)アマゾンの書評を書いた方が id:palaga さんという方のコメント欄に↓。評者の言わんとしていたことがよくわかる。
  • 2005-02-24 (Thu)■ [心理学の行方] 研究のための研究は悪いものか

‥‥〔前略〕‥‥
「研究のための研究」についてですが、私はpalagaさんとは異なる認識をしています。歴史的に過去のみを対象にするのならばともかく、現代の社会を研究するということは、「今生きている目の前の人間」に何らかの被害が決しておよんではならないと思っています。研究は「現代および将来の人間の幸福のための手段」であるべきだと考えています。
『居場所関係者らが「選択の物語」を言うことで楽になった当事者が多数いるのは事実だけれど、それに対して当事者の一人である著者のように違和感を感じる人間もいるよ。だからそういう言い方はちょっと楽なような気もするし苦しい気もするんだよね。』
というのが著書の大意だと思いますが、居場所関係者がもっとも苦しい子どもに対して「救う必要性に迫られて」使う「選択」という“表現”に関して不明瞭な批判(効果があることを認め違和感があると主張するのみであるという批判)をするだけで、子どもを救うための代わりの“表現”を示していません。結果的に居場所関係者は、①著者の批判だけを被り今まで通りに表現を使う②著者の批判を受けて表現を使用しない代わりに子どもを救う言葉を利用できない、の2つの選択肢を突きつけられる事になります。著者の研究は誰を幸福にしているのでしょうか?
‥‥〔後略〕‥‥

  • わたしからはとくにノーコメントで(いいのかな?)。