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• エマニュエル・レヴィナス『モーリス・ブランショ』、内田樹訳、国文社、1992年
  • Emmanuel Lévinas, Sur Maurice Blanchot, Fata Morgana, 1975.
  • 出版社：http://www.kokubunsha.co.jp/archives/ISBN4-7720-0382-7.html
• 読了。ブランショについての論集。「詩人のまなざし」（1956）は、ブランショとハイデガーを対比させながら、自身のハイデガー批判をブランショの側に位置づけたもの。「奴婢とその主人」（1966）は、具体的なテクスト『期待・忘却』（L'attente l'oubli, 1962）を中心にして、「語ること」「書くこと」の考察に踏み込んでいく。さらに、「アンドレ・ダルマスとの対話」（1971）では、フランソワーズ・コランの研究を参照しながら、ブランショの「中間的なもの」「排除された第三項」についても論じている。

• 詩人のまなざし（"Branchot/Le regard du poète", in : Monde Nouveau, No.98, 1956.）
• 奴婢とその主人（"La servante et son maître", in : Critique, No.229, 1966.）
• アンドレ・ダルマスとの対話（"Entretien avec André Dalmas", in : La Quinzaine Littéraire, No.115, 1971.）
• 『白日の狂気』についての演習（"Exercices sur 《La folie du jour》", in : Change, No.22, 1975.）
• 原注
• 訳者あとがき