• 廳茂『ジンメルにおける人間の科学』、木鐸社、1995年
  • 3章まで読了。良書。勉強になる&おもしろい。いままでジンメル(とその研究)を読みながら疑問に思っていたことの中心を、丁寧にことばにしてくれている印象。いちいち頷きながら読めた。ようやくまともなジンメル研究に出会えたという感じ。
  • Ⅰ 序章
  • 1 ジンメル研究の今日の課題
  • 2 人間科学論的観点の成立可能性
  • Ⅱ 人間の科学への関心の所在
  • 1 19世紀の「社会学的」思考
  • (1)民族心理学
  • (2)思想的社会学概念
  • 2 「社会学的」人間科学
  • (1)相互作用
  • (2)「社会学的」人間科学と形式社会学
  • 3 「価値自由」問題
  • Ⅲ 「社会学的」人間科学の認識機制
  • 1 認識論批判の課題
  • 2 「法則」と「歴史の意味」
  • (1)複雑性問題
  • (2)「全体印象」と関心
  • (3)「社会学的世界観」の意義転換