• 富松保文アウグスティヌス:〈私〉のはじまり』、シリーズ・哲学のエッセンス、NHK出版、2003年
  • 読了。アウグスティヌスについての解説はあまりないので、彼の思想の全体像を知りたいひとなどには不向きかもしれない。行われているのは、むしろ、彼の発想の基本的な部分を現代的な視点(ベルクソンなども意識した)からていねいに考えなおすことである。結果、「西洋哲学入門」としても読める本になっているので、そういうものとして読むにはおすすめ。