某ミーティングで某氏いわく:

精神障害者は危険だ、と多くの人が思っているのだから、行政はそれにたいしてなんらかの対応をせねばならない。それがたとえ「予防拘禁法」であったとしても仕方がないのではないか。ほかに代案がないのだから。(大意)

以下わたしの言い忘れたこと。

  • こうした議論そのものが、「安全性」や「リスク」を重視した議論だ――したがって、そうした諸議論と比較可能だ――といえる。
  • だからここではありふれたおなじみの問題を発見することができる。つまり、

 1)一方の側の「安全」を重視することが、他方の側の「安全」をおびやかしてしまう
だとか、より一般的には
 2)短期的な「安全」の確保が、長期的(ときに一般的)には危険そのものになってしまう 
だとかいう問題を発見することができる。