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- 高橋俊介『キャリアショック:どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?』、東洋経済新報社、2000年
- 著者インタビュー「長期的なキャリア・プランはもういらない」(日経BPエキスパート):
問題は雇用が安定しているかどうかではなく、キャリアが急速に陳腐化してしまうことにある。
組織や個人はこれにうまく対応できないと、顧客や株主との利益相反が起きる。地方自治体のケースを見てみよう。道路やダムを作ってきた役人たちは、社会が高齢化して住民のニーズは教育や福祉の分野に変化してきているのにも関わらず、これまで自分たちがしてきたことに強い思い入れがあり、スキルもあるから、いつまでも道路やダムを作り続けようとする。これはキャリア陳腐化の好例で、こうしたリスクに対処できないと、利益相反が起きてしまうのだ。
- ブクオフにてキャリア云々と名のつく書籍を物色してみたりする今日このごろ。「スキル」や「キャリア」があれば(雇用される/起業するのは)だいじょうぶだ、だから「スキル」や「キャリア」を高めることが大事だ、とかいうようなハナシを聞くとこういう「物語」も恋しくなる。