• たとえば、著者のいう「選択の物語」の「限界」は以下のふたつ*1

 一方で、「選択」の物語がさまざまな限界を抱えていることも事実である。
 まず、運動の論理としての有効性にかげりが見え始めている。
 ‥〔略〕‥
 さらに、〈当事者〉に対して構造的劣位を主体的に〈選択〉させるという問題がある。
(p.265)

  • さらに、以下のようにさえ言われる。

 では、不登校を肯定するために、「選択」以外のどのような物語がありうるのか。(p.266)

*1:それともうひとつ、水準の異なる(「選択の物語」以外にも当てはまるような)物語の問題が指摘され論じられるが、それはとりあえずここでは省略。