• ジンメル『文化論』、阿閉吉男編訳、文化書房博文社、1987年
  • 目次:
  • 「文化の本質について」(1908)
  • 「文化の概念と悲劇」(1911)
  • 「文化諸形式の変遷」(1916)
  • 『近代文化の葛藤――講演』(1918)
  • 「女性文化」(1911)
  • 「われわれの文化の将来―ーアンケートへの回答」(1909)
  • ジンメルの文化論関係の著書・論文・エッセー六編を収めたもの。いずれも白水社版『ジンメル著作集』(の『哲学的文化』や『橋と扉』の巻)に入っているので、なにか新しい点があるのかなあと思ってねんのために(?)手にとった。新味があるのかどうかはよくわからなかったが、文化論だけをまとめて読みなおすとあらためて考えさせられることも多い。訳者による解説も簡潔にまとまっていて参考になった。