ザハヴィを横目で見つつ、フッサール『論理学研究』(なぜ?)をぱらぱらめくる。

p.70

エポケー
「素朴な形而上学的態度を突如遮断することに対する術語であり、したがって、哲学の入り口に喩えられる(Hua 6/260)」
還元
「対照的に、還元は主観性と世界の相関関係を主題化することにとっての術語である。これは自然的領分からその超越論的基礎へと導き戻す(re-duce)長く困難な分析である(Hua 1/61)」

「〔両者は〕内部への排他的転回を伴わず、なんら喪失を含意しない。反対に、態度の根本的な変化は決定的発見を可能にし、したがって研究領野の“拡大”として理解されるべきである」(p.71)