向谷地:清水さんは幻聴さんについてはどんな体験をもっていますか。
清水:最近私はあんまり幻聴についてかまわないというか、関心が薄れてきちゃっています。私の幻聴というのは、例えば名古屋に住んでいる家族だったりするんですけど、私自身がかまわなくなったら向こうに住んでいる家族の人たちも私を離れて成長していってくれているんだろうなあというふうに思えるというか。
向谷地:幻聴さんも自立するわけですね。
清水:そうですね。早く自立してほしいなって。(笑い)
向谷地:幻聴さんも幻聴さんなりに自己研究してほしいという‥‥(p.206)