2006-01-01から1年間の記事一覧

天児慧『中国・アジア・日本:大国化する「巨龍」は脅威か』、ちくま新書621、筑摩書房、2006年 [bk1] 読了。タイトルは読み終わってもぴんとこなかったが、勉強になった。とりわけ、世論調査を利用した「多様化する対日感情」の話など。

[memo

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング世界生計費調査(2006年度) http://www.mercerhr.co.jp/pressrelease/details.jhtml/dynamic/idContent/1231630;jsessionid=QGM5AQKRHQ5NGCTGOUGCIIQKMZ0QUJLW

飯田泰之『ダメな議論:論理思考で見抜く』、ちくま新書628、筑摩書房、2006年 [bk1] 読了。挙げられている事例には知らないこともあった(食料自給率の話とか生計費の話とか)ので勉強になった。ひとに薦めやすそうな本。

天児慧『中華人民共和国史』、岩波新書646、岩波書店、1999年 [bk1] 読了。勉強になった。参考文献がないのが惜しい。

伊原弘・梅村坦『宋と中央ユーラシア』、世界の歴史7、中央公論社、1997年 [bk1] 読了。

毛里和子『現代中国政治を読む』、世界史リブレット51、山川出版社、1999年 [bk1] 読了。微妙な読後感。題材が題材なため仕方のないことなのかもしれないが、現代中国政治を「読む」というより、「評価する」ような記述が随所に見受けられ、ややうるさく感じ…

市野川容孝「社会的なものの概念と生命:福祉国家と優生学」『思想』2000年2月号, No. 908, 岩波書店. 出版社:http://www.iwanami.co.jp/shiso/0908/shiso.html 読了 一 社会的なものの概念 二 シャルマイヤーとカウツキー 三 ワイマール共和国 四 スイスと…

並木頼寿・井上裕正『中華帝国の危機』、世界の歴史19、中央公論社、1997年 [bk1] 読了。読みやすかった。

茂木敏夫『変容する近代東アジアの国際秩序』、世界史リブレット41、山川出版社、1997年 [bk1] 読了。 ヴェトナム: ヴェトナムをめぐるフランスとの戦争 ヴェトナム進出を企てていたフランスは、これを清朝との朝貢関係から離脱させて、独占的な保護国にし…

陳舜臣『実録アヘン戦争』、中公新書255、中央公論社、1971年 [bk1] 読了。読みやすかった&たのしめた。 宣南詩社とはなにか:公羊学的、プラグマティックかつ理想主義的。 アヘン戦争の立役者林則徐も、そしてアヘン戦争の火つけ役ともいうべき黄爵滋〔こ…

菊池秀明『太平天国にみる異文化受容』、世界史リブレット65、山川出版社、2003年 [bk1] 読了。読みやすかった。ちょうどヨーロッパではクリミア戦争(1853-6)が行われている時期の話。

關尾史郎「中国史上の納税証明書・その後」,『歴史と地理』第523号:32-33,1999年5月. http://h0402.human.niigata-u.ac.jp/prof/project/00-02ara_03.htm 読。

關尾史郎『西域文書からみた中国史』、世界史リブレット10、山川出版社、1998年 [bk1] 読了。 高昌国: 五世紀中期から七世紀中期まで、トゥルファンに自立した国。王統は交替を繰り返したが、本書では、もっぱら麹[きく]氏高昌国(501-640)をさす。王室…

佐口和郎「日本的雇用システムと福祉ー歴史的パースペクティブ(初歩的試論)」、福祉国家プロジェクトグループセミナー、2001年7月10日報告レジュメ http://project.iss.u-tokyo.ac.jp/osawa/ 読。

市野川容孝『社会』、思考のフロンティア、岩波書店、2006年[bk1] 読了。良書。勉強になった&おもしろかった。

李成市『東アジア文化圏の形成』、世界史リブレット7、山川出版社、2000年 [bk1] 読了。読みやすかった。 中国文化(とりわけ漢字文化)を受容しなかった叶蕃: 七世紀はじめから九世紀中ごろにかけてチベットに成立した古代統一王国。この国を中国側は叶蕃…

鶴間和幸『秦漢帝国へのアプローチ』、世界史リブレット6、山川出版社、1996年[bk1] 読了。

堀敏一『中国通史:問題史としてみる』、講談社学術文庫1432、講談社、2000年 [bk1] 半分ほど読了。アジア史強化月間。

青木日照・湯川鶴章[著]国際社会経済研究所[監修]『ネットは新聞を殺すのか:変貌するマスメディア』、NTT出版、2003年 [bk1] ネットは新聞を殺すのか blog : http://kusanone.exblog.jp/ 読了。読みやすい。アメリカの話など、知らないことも多かったの…

桃木至朗『歴史世界としての東南アジア』、世界史リブレット12、山川出版社、1996年 [bk1] 読了。おもしろかった&勉強になった。 東南アジアの「インド化(Indianization)」論: 第二次大戦後、東南アジアという地域呼称が普及し、一九四九年にロンドン大…

キャス・サンスティーン『インターネットは民主主義の敵か』、石川幸憲訳、毎日新聞社、2003年 [bk1] Cass Sunstein, Republic.com, Princeton Univ. Press, 2001. 著者紹介:http://www.law.uchicago.edu/faculty/sunstein/ppw.html 読了。やや読みにくかっ…

阿部菜穂子「岐路に立つイギリスの『教育改革』:学力テストの弊害から脱することはできるのか」 in : 『世界』2006年9月号、No.756, pp.294-301. 読了。

森健『インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?:情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方』、アスペクト、2005年 [bk1] 著者氏ブログ:http://blog.moriken.org/ 読了。読みやすい。

仲手川良雄『歴史のなかの自由:ホメロスとホッブズのあいだ』、中公新書800、中央公論社、1986年 [bk1] 読了。

I・カント、宇都宮芳明訳・注解『判断力批判』、上、以文社、1994年 Kant, Kritik der Urteilskraft, 1790. [bk1] 読み始めた。本とは関係ないけど、bk1 へのリンクを復活させてみた。

E・カッシーラー『自由と形式:ドイツ精神史研究』、中埜肇訳、ミネルヴァ書房、1972年 Ernst Cassirer, Freiheit und Form : Studien zur deutschen Geistesgeschichte, 1916. 第三章「批判的観念論の体系における自由理念」のみ読了。ほかの章も読みたくな…

I・カント、宇都宮芳明訳・注解『実践理性批判』、以文社、1990年 Kant, Kritik der praktischen Vernunft, 1788. 読了。『純粋理性批判』での議論が念頭にあると、どうもぴんとこないことが多い。

I・カント、宇都宮芳明訳・注解『実践理性批判』、以文社、1990年 Kant, Kritik der praktischen Vernunft, 1788 第一部第一編まで読了。

阿部菜穂子「安倍政権は、問題の多いイギリス『教育改革』に追随するのか」 in : 『世界』11月号(特集:安倍「改憲政権」の研究), No. 758, 岩波書店, 2006. 読了。全英校長会(NAHT)総会は「イングランドでのナショナル・テスト結果公表の廃止」決議を採択…

シュライエルマッハル「ドイツ的意味での大学についての随想」 in : 『国家権力と教育』、世界教育学選集17、梅根悟・梅根栄一訳、明治図書、1969年 Schleiermacher, F., Gelegentliche Gedanken über Universitäten im deutschen Sinn, 1808. in : E. Mülle…