アウグスティヌス「至福の生」 in : 『アウグスティヌス著作集1 初期哲学論集(1)』、清水正照訳、教文館、1979年, pp.161-206 Augustinus, De Beata Vita, (386.) http://www.sant-agostino.it/latino/felicita/index.htm 読了。ミラノでの「回心」直後…

アウグスティヌス「真の宗教」 in : 『アウグスティヌス著作集2 初期哲学論集(2)』、茂泉昭男訳、教文館、1979年, pp.279-400 Augustinus, De vera religione, (389-391). http://www.sant-agostino.it/latino/vera_religione/index.htm http://www.augu…

アウグスティヌス『告白』、中公世界の名著14、山田晶訳、中央公論社、1968年 Augustinus, Confessiones, (397-401頃). http://phil.flet.mita.keio.ac.jp/person/nakagawa/texts.html http://ccat.sas.upenn.edu/jod/latinconf/latinconf.html http://www…

ギャリー・ウィルズ『アウグスティヌス』、ペンギン評伝双書、志渡岡理恵訳、岩波書店、2002年 Garry Wills, Saint Augustine, Penguin Putnam Inc., New York, 1999. http://www.nybooks.com/authors/85 読了。良書。アウグスティヌスにおける「意志」や「…

H・チャドウィック『アウグスティヌス』、金子晴勇訳、コンパクト評伝シリーズ3、教文館、1993年 Henry Chadwick, Augustine, Past Masters, Oxford University Press, 1986. 読了。アウグスティヌスの思想の多様な側面を簡潔かつ的確に指摘した好著。2004年…

富松保文『アウグスティヌス:〈私〉のはじまり』、シリーズ・哲学のエッセンス、NHK出版、2003年 読了。アウグスティヌスについての解説はあまりないので、彼の思想の全体像を知りたいひとなどには不向きかもしれない。行われているのは、むしろ、彼の発想…

H・ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論』、合田正人・平井靖史訳、ちくま学芸文庫、筑摩書房、2002年 Henri Bergson, Essai sur les données immédiates de la conscience, 1889. http://classiques.uqac.ca/classiques/bergson_henri/berg…

M・メルロ=ポンティ『心身の合一:マールブランシュとビランとベルクソンにおける』、滝浦静雄・中村文郎・砂原陽一訳、ちくま学芸文庫、筑摩書房、2007年(原著1981年の文庫版) Maurice Merleau-Ponty, L'union de l'âme et du corps chez Malebranche, Bi…

ピーター・ブラウン『アウグスティヌス伝』、上、出村和彦訳、創文社、2004年 Peter Brown, Augustine of Hippo : A Biography, A New Edition with an Epilogue, (Part 1-3) 1967, 2000. 読了。良書。勉強になった&おもしろかった。アウグスティヌスが「…

諸富祥彦『モンスターペアレント!?:親バカとバカ親は紙一重』、アスペクト、2007年 読了。感情的で根拠に乏しい「モンスターペアレント」言説のなかでは、相対的に冷静な議論をしている本。通読してしまったので、とりあえず挙げておく。 ちなみに、「モン…

大橋良介編『ドイツ観念論を学ぶ人のために』、世界思想社、2006年 読了。やや癖のある論集。現在ドイツ観念論がいかに論じられているかの紹介を中心としたパート(第1部)と、ドイツ観念論が論じた問題をテーマごとに紹介することを中心としたパート(第2部…

東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生:動物化するポストモダン2』、講談社現代新書1883、2007年 読了。全体として言いたいことはよくわかるが、提案されている図式や概念がいちいちぴんとこなかった。

G・ドゥルーズ『カントの批判哲学』、中島盛夫訳、叢書・ウニベルシタス、法政大学出版局、1984年 Gilles Deleuze, La Philosophie critique de Kant, PUF, 1963. 読了。ふつうにカント。『判断力批判』や「共通感官」をめぐる議論などいまいちわかりにくい…

久保陽一『ドイツ観念論への招待』、放送大学教育振興会、2003年 読了。良書というか良教科書。関係ないが、マイモンについての解説が読みたいと思った。

加藤尚武編『哲学の歴史7:理性の劇場』、中央公論新社、2007年 4章の「ヤコービ・ヘルダー」まで読了。編者による「総論」にはやや面くらったが、中身は良質な解説という感じ。

岩崎武雄『カントからヘーゲルへ』、UP選書174、東京大学出版会、1977年 読了。『世界の名著』や『世界の大思想』シリーズ等に掲載された解説をまとめたもの。古いといえば古いのかもしれないが、カント、フィヒテ、シェリングの箇所はあまり違和感なく読め…

中島義道『悪について』、岩波新書935、岩波書店、2005年 読了。

大屋雄裕『自由とは何か:監視社会と『個人』の消滅』、ちくま新書680、筑摩書房、2007年 読了。テーマも問題設定も異なるのだが、読んでいて稲葉振一郎『モダンのクールダウン』を思い出した。

鴨桃代『非正規労働の向かう先』、岩波ブックレットNo.699、岩波書店、2007年 こちらも読了。労働関連法ももう少し勉強しないといけないなと(以下略)。

生田武志『ルポ 最底辺:不安定就労と野宿』、ちくま新書673、筑摩書房、2007年 読了。生活保護法・行政ももう少し勉強しないといけないなと思った。

吉川徹『学歴社会のローカル・トラック:地方からの大学進学』、世界思想社、2001年 読了。おもしろかった。というか、いろいろ考えさせられた。

杉山直樹『ベルクソン:聴診する経験論』、創文社、2006年 読みはじめた。第一章まで。おもしろい&頭すっきり。

西野喜一『裁判員制度の正体』、講談社現代新書1903、講談社、2007年 読了。批判的だが、どちらかといえば、裁判員制度についてあまり知らないひと向けという感じ。批判の論拠には首を傾げる点もいくつかあったし、学べることはあまり多くなかった。 ただ、…

吉川徹『学歴と格差・不平等:成熟する日本型学歴社会』、東京大学出版会、2006年 著者氏ブログ:http://blog.kansai.com/parallelmodel+list 読了。おもしろかった&勉強になった。データの扱いには若干理解しにくいところもあった(というか、詳細は理解で…

乾彰夫編『不安定を生きる若者たち:日英比較 フリーター・ニート・失業』、大月書店、2006年 読了。勉強になった。いまさらというかあらためて、日本の非正規雇用の量的拡大に驚愕。

浅野智彦編著『検証・若者の変貌:失われた10年の後に』、勁草書房、2006年 読了。若者の意識やコミュニケーションについてはネットや周囲の知人を見ていればある程度感触はつかめるのでそれほど驚きはなかったが、普段何気なく感じていたことを、データをも…

岩田考・羽淵一代・菊池裕生・苫米地伸編『若者たちのコミュニケーション・サバイバル:親密さのゆくえ』、恒星社厚生閣、2006年 読了。勉強になった。とりわけ、5,6章がおもしろかった。たとえば、「人口密度の高い都市のほうが、出会いの機会が多くなるは…

堀有喜衣編著『フリーターに滞留する若者たち』、勁草書房、2007年 読了。勉強になった。とりわけ、(1)「学歴によって就業形態が規定される傾向が強まった」という指摘や(2)「努力をすれば将来を切り開ける」という回答を選ぶ若者が(依然として)多いと…

佐々木正道編著『大学生とボランティアに関する実証的研究』、MINERVA社会学叢書20、ミネルヴァ書房、2003年 ぱらぱらする。1-3,6章のみ読了。

内藤朝雄『いじめと現代社会』、双風舎、2007年 読了。からみにくいというかコメントしにくい本。あとがきでは、本書を「道具」としながら、「この道具を使いこなしてほしい」と書いてあったが[p.195]、なかなかむずかしいと思った。単純に言いたいことがわ…